2025
1 28 曜日
|ログインしてください 文字サイズ 
2025年1月23日

Gakken、既刊1000点規模で値上げ/10~20%アップ目指す/原価高騰、書店利益の価格転嫁など背景

*
左から宮本、和田、鈴木、有崎、志村、古幡の各氏
 Gakkenが既刊の大規模な値上げに乗り出した。1000点を検討対象とし、昨年12月から学参書において新価格での出荷を開始。今春以降、児童書、一般書・実用書と順次ジャンルを拡大させる。業界3者のコストが増すなか、出版事業を持続可能にすべく奮闘するプロジェクトチーム(PT)のメンバーに取材した。(本紙・杉本憲史)

悠々会新年会、「業界復活の年に」/高井会長/小中高に「読書の時間」を/「文科省主導で教育改革を」/業界4団体トップが年頭所感

 東京を中心に書店19法人で組織する悠々会は1月16日、東京・千代田区の帝国ホテルで新年会を開催。高井昌史会長(紀伊國屋書店)は、小中高校で「読書の時間」を必修科目にして文部科学省が教育改革を行うべきと語るなど、9分間にわたって出版界のあるべき姿を提言し、「業界の復活の年にしたい」と語った。さらに業界4団体のトップが登壇し、出席した関係者に道標を示した。

芥川賞2人が受賞/芥川賞:安堂ホセ氏「DTOPIA」(河出書房新社)/鈴木結生氏「ゲーテはすべてを言った」(朝日新聞出版)/直木賞:伊与原新氏「藍を継ぐ海」(新潮社)/版元3社4~6万部増刷へ

 日本文学振興会が主催する第172回「芥川賞」「直木賞」の選考会が1月15日、都内で行われ、「芥川賞」に安堂ホセ『DTOPIA』(河出書房新社)と鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』(朝日新聞出版)、「直木賞」に『藍を継ぐ海』(新潮社)が選ばれた。受賞を受けて河出書房新社、朝日新聞出版、新潮社は同日、増刷を決めた。
ページのトップへ